ALISのICOに参加すべきかどうか、ホワイトペーパーやmediumを読んで考えてみた
昨日紹介させていただいたALISに関して、もっときちんとホワイトペーパーやmediumの記事を読んでみましたので、それを踏まえてICOに参加すべきかどうか?トークンの値上がりは期待できるか?について考えていこうと思います!
ホワイトペーパー:https://alisproject.github.io/whitepaper/whitepaper_v1.01_ja.pdf
medium:ALIS – Medium
注意:ALISのICOは決定していない事項がいくつかあります
と、その前に、ALISのICOにはこの記事を書いている時点でまだ決定していない事柄がいくつかあります。
まず、日本でICOが確実に行われるかまだ不明です(おそらく開催される)。
そして、トークンの購入に使える通貨はETHだけでなくNEOも追加される可能性があります。
詳しくはmediumの以下の記事を読んでみてください。
ALISのICOに参加すべきかの判断
では、自分がホワイトペーパーやmediumにある記事を読んで感じたこと・疑問に思ったことなどを書いていきます。
ALISというプラットフォームにてコンテンツが本当に集まるのか?
メディアを築く以上、一番ここが重要になってくると思います。
ホワイトペーパーを読んだ感じだと、システムは非常に良くできている印象を受けました。しかし、実際にALISが公開された後、そこにコンテンツを投稿していく人が増えるのかはわかりません。
一応、ALIS側としては最初に日本から広げていき、その中でもニッチなテーマ(仮想通貨、マイナーなアニメ・漫画など)を扱っていくとあります。
- ニッチな領域におけるマーケットシェア確⽴(仮想通貨、マイナーなアニメ・漫画など)
- あらゆる⼝コミサイトの領域に拡⼤する(飲⾷、旅⾏、ダイエットなどの⽇常情報から進学、結婚、住 宅購⼊などのライフイベントまで)
- 蓄積された⼈の信頼情報をもとに、新たなサービスを展開する
(ホワイトペーパーの3. 日本におけるプラットフォームのグロース戦略より引用)
もちろん、ニッチ市場から攻めていくのは自分も賛成です。今のmediumやSteemitのように、オールジャンルに近い形のサイトとして始めていっても、中途半端な感じで終わってしまうのではないでしょうか。
一方ニッチなテーマから始めるとはいえ、そのテーマ選定を誤れば日本でグロースしていくのすら難しいのではないかと思います。
正直自分もどのようにテーマを選べば着実にユーザーが増えていくかは断言できませんが、ここはかなり慎重になったほうが良さそうです。
ICOに対してこれまでの他の団体の失敗を繰り返すことがなさそう
ALISのmediumに以下のような投稿がありました。
こちらでは、過去にユーザ資金の損失が発生してしまったICOを取り上げ、それが起きてしまわないような対策を挙げていました。
前編ではサイトのクラッキングとSlackでのスパムについて取り上げていたので、おそらく後編ではTwitterなどのスパムアカウントの対策などについて取り上げるのかな?と予測しています(後編はまだ投稿されていません)。
ここ最近のICOは非常に大規模なものが多く、それゆえに詐欺やスパムによる損失額も多大なものになっていました。これを対策する意欲が見えるのは、非常に良いことだと思います。
お金の使い道
少し細かい話ですが、15. お金の使い道 の章に
我々はクラウドセールの最低⽬標額 3.5 億円を集めた場合、トークンを以下のような⽤途・割合で使う想 定でいる。
1.25%: 優秀な開発メンバーのアサイン(特に優秀な UI/UX デザイナー1 名、WEB デザイナー1 名、 フルスタックエンジニア 4 名)
とありました。仮に3.5億集まった場合、1.25%というのは4,375,000円ですから、約430万円です。
430万円でこれらの人材合計6人を集められるのか?と少し心配になりました(資金をどのようなスパンで使うのかわからないため、断言は出来ないのですが足りないのでは?と思いました)。
追記
どうやら誤植だったようです。対応が早くていいですね!
セキュリティ周りの準備にも気づいていただき嬉しいです。優秀な開発メンバーのアサインは1.25%ではなく25%を予定しています。半角スペースが抜けていました・・・
— ALIS (@ALIS_media) 2017年8月13日
ホワイトペーパーはすぐに修正します。
さいごに
というわけで、いくつか気になったことを書いてみました。若干厳し目に書いてしまった項目もありますが、それだけ期待しているということです。
以上を踏まえても、自分はALISのICOにはいくばくかの資金を投じようかな、と考え中です。
もっと信頼して読める記事が増え、そして記事を作った人にはそれに見合った報酬が広告以外の形で入るというのは非常にすばらしいことです。
そして、それが日本発のサービスから広がっていくのはすごいことだと思います。Steemitも応援していますが、ALISにもそれ以上に期待しています。
今後も引き続き、ALISに対しては情報を追っていこうと思います。